こんにちは、ヘルメット犬(@helmet_dog)です。
この記事では生態系モデルで出てくる単語
- 溶存体有機物
- デトリタス
- りん酸体りん
- 無機体炭素
- アンモニア態窒素
- 亜硝酸態窒素
- 硝酸態窒素
についてサクッと整理します!
生態系モデルの全体像
生態系モデルとは
ある水域に生息する生物群集とそれを取り巻く無機的感環境とを含めて総合的なシステムとしてみたもの
になります。
水質汚濁の指標となるCOD(Chemical Oxygen Demand、化学的酸素要求量)には
- 水域外部から流入してくるCOD
- 水域内部で生物活動によって生成されるCOD
があり、後者を定量解析するのにこのような考え方が必要になります。
以下が概要図になります。今回はここに出てくる聞きなれない用語について整理しておこうと思います!
用語の意味
上の図で赤字の用語について意味を整理しておきます。参考にしてください!
用語 | 意味 | 参考 |
溶存体有機物 | 水中に溶けて存在している有機物。炭水化物、アミノ酸、蛋白質、脂肪酸等。 | |
デトリタス | 水中に懸濁しまたは水中に沈積している有機性の細屑・堆積物・浮泥。身近なものでいうと、メダカなど飼育している水槽で底に溜まっている泥のようなもの。生物の死骸、排泄物。 | |
りん酸体りん | りん酸イオン(PO43-)として存在するりんで、pHによりHPO42-、H2PO4-、H3PO4などの形になる。 | |
無機体炭素 | 炭素を含む無機体。二酸化炭素(CO2や炭酸イオン(CO32-)等。 | |
アンモニア態窒素 |
水中にアンモニウムイオン(NH4+)として含まれている窒素 |
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亜硝酸態窒素 | 水中に亜硝酸イオン(NO2–)として含まれている窒素 | |
硝酸態窒素 | 水中に硝酸イオン(NO3–)として含まれている窒素 |
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