高速液体クロマトグラフ(HPLC)法

水質有害物質特論

こんにちは、ヘルメット犬(@helmet_dog)です。

この記事では

  • 高速液体クロマトグラフ(HPLC)法とは
  • どんな時に使うか

について試験で問われやすい部分をサクッと整理します!

高速液体クロマトグラフ(HPLC)法とは

高速液体クロマトグラフ(HPLC)法とは

溶離液をポンプなどで送液し、その中に少量の試料を注入し、カラムで成分分離することで、
それぞれの成分を定性・定量分析する装置

になります。
定性・定量分析するという意味ではガスクロマトグラフ(GC)と同じです。
GC法では試料を気化させてガスを装置に導入するのに対し、HPLCではを導入する点で異なります。

液なのでガスに比べて拡散速度は遅く、分離能はよくないですが、不揮発性物質や熱的に不安定な化合の測定に適用できます。

液体クロマトグラフの装置概要図

装置の概要図です。測定の要となるのは

送液ポンプ → カラム → 検出

の部分になります。

  • 送液ポンプ
    送液ポンプは高精度な流量、十分な圧力、少ない脈動などが要求され、往復動プランジャーポンプが多く用いられる。
  • カラム
    •  充填カラムは内径1~12mm、長さ数十cm以下の金属又は合成樹脂製の管に充填剤を詰めたものである。
    • 充填剤は粒子径1~20μmのシリカゲルなどの無機化合物、ポリスチレンゲルなどの高分子化合物等が用いられる。
  • 検出器
    主な検出器としては吸光光度検出器、示差屈折率検出器、蛍光検出器、電気化学検出器、電気伝導度検出器、質量分析計、蒸発光散乱検出器、ICP質量分析計などが用いられる。

どんな時に使うか

ではどんな物質に対してHPLC法を使えるのでしょうか?
上記でも述べたように、GCと違い、加熱して気化する必要がないので、不揮発性物質熱的に不安定な化合物の測定に適用できます。

具体例として、公害防止管理者の試験範囲で取り上げられている物質を以下に挙げています。

  • チウラム

HPLCといえば農薬に使われるチウラムです。これは頻出なので覚えておきましょう

参考

  1. 新・公害防止の技術と法規 水質有害物質特論

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