こんにちは、ヘルメット犬(@helmet_dog)です。
私は今まで、化学系の資格をいくつか取得してきました。
私が取得してきた資格の中で、生産技術の仕事をするにあたり、
これはつかえるな
と思った資格を3つ紹介しようと思います。
危険物取扱者
役立つ度 ★★★★★
難易度 39.6%(令和元年・甲種)
どんな資格か
危険物=燃えやすい物質を一定量以上扱うのに必要となる資格。化学工場やガソリンスタンドで働くのにこの資格が必要になることが多いです。例えば、ガソリンスタンドでは危険物取扱者が必ずいて、私たちが給油するのを監視しています。
役立つ場面
危険物を取り扱う設備を設計する際、この資格で出てくる「消防法」の規制を受けることがあります。例えば、危険物のタンクは設置できる場所が制限されます。消防法を知らないと、設備を設計しても「ここにはおけませんよ」と消防局の人に言われてしまいます。
危険物取扱者の資格を持っていると、一通り消防法の内容を勉強することになるので、危険物の設備設計で法規を考慮した精度の高い仕事ができるようになります。
キングオブ化学系の資格といっても過言ではない、危険物取扱者。化学メーカーで働くなら取得は必須です。
高圧ガス製造保安責任者
役立ち度 ★★★★☆
合格率 18.6%(令和元年・甲種機械全科目受験の場合)
どんな資格か
化学工場では高圧ガスを取り扱っています。圧力が高く、危険で災害につながりやすいため、一定量以上高圧ガスを取り扱うにはこの資格が必要になります。
役立つ場面
設備の設計で必要になる知識を網羅的に学ぶことができます。例えば、圧力損失の計算が試験で問われたり、鉄やステンレスの材質の違いを問われたりします。これらの知識はポンプの必要能力の計算や、最適な材質の選定等、設計業務でまさに必要となります。
試験自体は難しい(私の周りにも毎年も受験している人もいます)ですが、一度知識を網羅的に学ぶという意味で、受験してみることをお勧めします。
エネルギー管理士
役立ち度 ★★★☆☆
合格率 32.6%(令和元年・科目免除者含む)
どんな資格か
日本ではエネルギー資源が乏しいため、エネルギーの使用を合理化が必要です。それを推進するのがエネルギー管理者で、ある規模以上の工場では選任が必須になります。試験の種類として、熱分野と電気分野があり、私は熱分野を受験しました。
役立つ場面
こちらも設備の設計で必要になる知識を学ぶことができます。例えば、PID制御の基本、ボイラーの運転管理、ポンプの能力計算など設計業務で使う知識を学ぶことができます。ただ、出題範囲が広いため、広く浅くといった感じです。個人的には石油化学系の問題やエアコンの問題など、業務では使わないけれども一般知識として勉強になる資格でした。自分の視野を広げてみたい方はきっと勉強も楽しくできるのではないかと思います。
最後に
仕事で使えるかどうかの視点から、役立ちそうな資格を紹介してみました。資格勉強にモチベーションを見いだせない方の背中を少しでも押せたらうれしいです。。!ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。
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